児童館ひまわり主催「こんにちは赤ちゃんが行われました♪」

★日時:令和3年9月17日(金) 10:30~11:50
★場所:児童館ひまわり 遊戯室
★目的:地域の方とともに子育てについて①考え語り合える場 ②情報交換 ③学びの場としていく
★参加:親子8組(0~1歳児の親子)
★講師:社会福祉法人相模会 みずべこどもの家保育園 園長 松本末枝子氏



 今回は、『大人との関わりの中で育む言語』というテーマで実施されました。参加者と共に輪になり、自己紹介から始まりました。
「初めてのお子さんでどのように接してよいのかわからなくて・・・」
「3人目でとにかくかわいいんです」
「8年前もこちらの講座に来て、またお会いできることを楽しみにしていました」


 赤ちゃんは、「泣く」ことから会話がスタートします。周りの大人がその「泣き」を「どうしたのかな?」と声をかけながら、赤ちゃんの心をくみ取っていくことで気持ちが通じ合えるようになっていきます。声の発生と共に、周りからの声や音がどのように聞こえるか「聞こえ」を育んでいくこともとても大切です。

その際の大人の心構えとして、7つのポイントを話しました。
1.子どもに寄り添う
2.成果を求めるのではなく、一緒に楽しむ
3.遊ばなくては!と気負い過ぎない
4.程よい距離感を大切に
5.子どもをよく観察して環境づくり
6.子どもなりの成長を大切に
7.ゆっくりのんびりと(刺激の強いものは控えること)


 遊ばなくては、何かを教えなくては・・・と構えず、毎日の生活(授乳、おむつ交換など)からもたくさんの言語を育んでいることを確認し、改めて大切にかかわることを話しました。 

 参加者の方よりこんな声がありました。
「眠い時に泣くことが多くて・・・。でもタオルを渡すと落ち着くんです」
講師より「そんなときはね、お母さんがちょっと寄り添って一緒に寝てみることも大切ですね」と話をすると、まっすぐ真剣なまなざしで講師の話を聞いていました。

 気持ちをくみ取る為には「人と人の関係が心をつないでいくこと」 これから先少し大きくなって、人の話を“聴く”(耳と目と心で聞くこと)経験を大切にしていくと、相手の気持ちをくみ取りながら言葉が出せるようになります。まずは、毎日の生活を軸に、今この時期の関わりを大切にしてほしいと話していました。